『トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合』
この人間デュプリー、ちょっと利口そうなコッカー・スパニエルに置きかえても映画が成り立っちゃうんじゃない?
タイトル:『トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合』
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演:オーウェン・ウィルソン、ケイト・ハドソン、マット・ディロン、マイケル・ダグラス、セス・ローゲン、ラルフ・ティン、ランス・アームストロング
2006年、アメリカ
ジャンル:コメディ
評価:★★★☆☆
結局、最後、子供がひろってきた犬の面倒をみるのはお母さんなんだよね、たいていの場合。最初、反対するのもお母さんなんだけどね。だって、いくら子供が「自分で面倒みる!」って主張したって、そんなのムリってわかってるもん(笑)。
モリーとデュプリーの関係が、お母さんとひろわれた犬の関係とそっくりで(爆)。
といっても、この映画の場合、2度目にデュプリーをひろっちゃうのはモリーなんだけど、まぁ、あんな濡れそぼって哀れなデュプリーをみたら誰でもひろって帰るよね?(笑)
カールに飛びかかられたあと、病院から帰るモリーのあとを追いかけるオーウェンのとぼとぼ感もものすごく犬っぽい。首輪までついてるし(笑)。
そういえば、カールの「飼育されてない類人猿と同じさ」という言葉も「人に飼われたことのないノラ犬と同じさ」と言い換えたほうがいい(笑)。
ノラ犬デュプリー、はじめのうちは勝手に留守電のメッセージを変えたり、ケーブルテレビに加入したり、決められた場所以外で粗相したり、発情したり、家に火をつけたりと、悪行の限りを尽くしてたんだけど、いったんご主人様が誰か認識したとたん、もう完全忠犬モード! ご主人様のために尽くしに尽くします(笑)。(※1)
ここらヘンから映画も「迷惑犬デュプリーの大騒動」モードから、仕事が忙しくて家庭を顧みない夫、夫の代わりにペットに愛情を注ぐ妻、娘の結婚相手を目の敵にする舅の三つ巴モードへ移行する。
いや、三つ巴じゃないな。プレッシャーをかけられてるのはカールばっかりだから(笑)。
ただし、残念なことに、カールのストレスのはけ口はデュプリーになってしまう。こういう場合はいちばん弱い立場の相手がいじめられるんだよね~。だから、カールは飼い犬デュプリーに辛くあたる。
しかし、最後はカール大爆発! そして、失踪!(笑)
さぁ、ここで飼い犬デュプリーが立ち上がった! 犬は三日飼えば三年恩を忘れないんだぞ!!(爆) あんなにいじめられたけど、そんなことは関係ない! カールをさがしだして、ふたりの仲を元通りに戻してあげるのだ!(※2)
近所の飼い犬やノラ犬たちを集めて(笑)、カール大捜索を開始する。ここで、ふつうだったら迷い犬をさがす張り紙みたいなビラを作って飼い主をさがすのは、ささやかな意趣返しなのか(笑)。
そんな大捜索網とは関係なく(爆;※3)、カールをバーで発見! ペット特有の癒しパワーでカールのこころを癒し、今回の災いの元凶、カールがほんとうに対決しなければならない相手、舅トンプソン社長の元へ!
ここでも飼い犬デュプリーがガンバるんだけど、これがまた、ホンモノの犬がやってもたいして変らないような大活躍(笑)。だって、警備員と追いかけっこするだけだもの~。いや、犬のほうがもっとうまく逃げ回れるぞ!?
そして、カールがトンプソン社長にほんのちょこっと文句をいって大団円。
うーん、あっさり(笑)。
で、結局、なんだったんだろう、この映画は??
デュプリー、つまり、オーウェン・ウィルソンは飼い犬みたいに癒しエネルギーにあふれてて、とっても可愛いよね!ということを描きたかったのか? オーウェン自身がプロデューサをやってるところをみると、あながち間違ってないかも(笑)。
しかし、この人間デュプリー、ちょっと利口そうなコッカー・スパニエルに置きかえても映画が成り立っちゃうんじゃない?
いいんでしょうか、それで?
もっとオーウェンらしさを前面に出した映画を作らないと、ホントに犬に置きかえられちゃうぞ!?
(※1) ついつい性衝動に負けて「ソックス」を使おうとした以外は忠犬モードを保ってます。というか、忠犬でも発情期はあるはずだからしかたないよね~。
ところで、このシーン、日本語字幕は「ビデオのお世話になるか」だけど、吹き替えは「またキャンプでするか」、英語字幕は"Looks like we're going camping again, Murphy." 「カールのキャンプ道具」という箱の中にエロビデオが隠してあることにかけたセリフだったんだ。「また」といってるところをみると、前にもやったようだ(笑)。
それよりオドロキはソックスの使い方! こんな利用方法があるとは知らんかった~。するってーと、レッチリのソックス姿もこれを模してたのか?(爆)
(※2) これまた日本語字幕は「お呼びが掛かるまで36年9か月プラス23日かかった」、吹き替えは「生まれて36年と9ヶ月23日、やっとマザーシップから指令が届いた」、英語字幕は"By God, it took 36 years, 9 months, and 23 days for the mothership to speak." 「マザーシップ」というと、『惑星「犬」。』を思い出してしまう。アレも犬が母船から電波を受信してたからね(笑)。
(※3) IMDbのトリビアによると、カール探索シーンの駐車場においてあった黄色いバンは『リトル・ミス・サンシャイン』のバンらしいよ!
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コメント
> コッカー・スパニエル
あっはは~ww この "髪型" クリソツぢゃないすか~。「まっすぐか、少々ウェーブがかかっています」うんうん。「また、優しいながらも威厳を保った表情が」・・・威厳、威厳ねぇ~(;-_-;) ウーン
「人なつこさ」と「友好度」が★5つってのもぴったし! 役割の「鳥を飛び立たせること」→「迷惑犬デュプリーの大騒動」、「鳥獣回収」→「失踪カール捜索」てことすか?!いやはやデュプリー=コッカー・スパニエル説、お見事です!!!私も観なければ!!!
P.S. すみませんタスキ持ってきました~。何卒よろしくお願いしますっ!!!
投稿: cite | 2007.03.21 07:41
こんにちは☆
ほんと、犬みたいなヤツでしたねー
オ−ウェンは。
ペットみたいでした
あのソックス遣い、、、、
はじめてみました(笑K
投稿: mig | 2007.03.21 09:26
mig様
>ほんと、犬みたいなヤツでしたねー
たぶん、シナリオ書いた人は自分ちの犬のことを思い浮かべながら書いたんでしょうね(笑)。
でも、この手法を応用すれば、猫みたいなデュプリーとか、亀みたいなデュプリーとか、爬虫類みたいなデュプリーとか、金魚みたいなデュプリーとか、スズムシみたいなデュプリーとか、いくらでもシナリオ書けそう・・・ぜったい映画はヒットしないだろうけど(笑)。
投稿: albrecht | 2007.03.22 00:02
cite様
確かにバトン受け取りましたが・・・citeさんのところに『アメヒロ』が書いてあるのに、これ以上なにを書けばいいというんでしょう!!(爆)
とりあえず、『トラブル・マリッジ』はそれなりにオモシロイので、100円で借りられるようになったら、ぜひ観てください♪
投稿: albrecht | 2007.03.22 00:05
>モリーとデュプリーの関係が、お母さんとひろわれた犬の関係とそっくりで(爆)。
鋭い!!!
哀生龍も、デュプリーは甘えん坊の忠犬だと思いながら感想を書いていたのですが、お母さんの事までは思い至りませんでした。
>もっとオーウェンらしさを
いい人、癒しオーラのある人、そんな面が強く出ている作品が確かに続いているような気がします。
落ち着いて来ちゃったのかなぁ~(涙)
いつもマイペースなウィルや、出演作によってキャラを使い分けてるヴィンスのように、オーウェンも“あっちのキャラ”を出す作品を次は是非!
投稿: 哀生龍 | 2007.03.23 06:15
哀生龍様
>落ち着いて来ちゃったのかなぁ~(涙)
落ち着いてますね~!!(爆)
人気者になっちゃったから、自分の好きな役を選ぶことができなくなったのかもしれませんね。まずは「失敗しない」ことが目的になってしまったというか。
でも、いまは「儲かる映画」にじゃんじゃん出て、お金が溜まったら好き勝手に映画を作る計画なんですよ、きっと!
投稿: albrecht | 2007.03.24 02:30
こんばんは~♪
犬w
まぁ、さておき。マンネリ好きの私としては、ようやっとマンネリ道に差し掛かったオーウェンに期待してるんですが、やっぱりこのままじゃ飽きられるんですかねぇ^^;
投稿: たお | 2007.03.28 00:52
たお様
>やっぱりこのままじゃ飽きられるんですかねぇ^^;
いえいえ、いましばらくの辛抱ですよ!
このまま「オーウェン・ウィルソン」を続けていけば、やがては「画面に登場しただけで笑っちゃう!」ところまで行くはずです!
それまでは、当たり障りのないヤツでもいいからメジャーな映画にたくさん出て、観客の潜在意識に「オーウェン=オモシロイ」と刷り込んでいかないと!(笑)
投稿: albrecht | 2007.03.28 01:02
いやーーーー、思てた以上に内容のない映画でビックリしましたw
たしかに、デュプリー=犬、なんですけど、、、デュプリーを犬に置き換えちゃったらまったく映画として成り立たない作品かとも。。。
だって、この映画の魅力=オーウェン・ウィルソンの魅力、では? 鼻ぶつけたり、ムースの頭かかえてたり、バター塗ったくったり、『ローマの休日』観て目ぇキラキラさしたり、どしゃぶりの雨ん中でずぶ濡れ・・・てのをオーウェンがやるからこそ!の映画だったとゆー気がします。そしてソコがややあざとかった気が・・・。
投稿: cite | 2007.05.15 02:26
cite様
>デュプリーを犬に置き換えちゃったらまったく映画として成り立たない
というか、脚本家養成講座で「○○を△△に置き換えたら」というテクニックを教えてもらい、それを忠実に守ってできた作品って感じがしますよね。
『俺たちニュースキャスター』だって「主人公のキャスターが声がイイだけの中身は小学生だったら」という発想から出発しているという意味では同じ。でも、その着想を元に、どこまで話を膨らませられるか、そして、タブーに挑戦できるか、というのがポイントなんだと思います。
『デュプリー』の場合、誰が決定権をもってたのかは知りませんが、結局、万人受けする当たり障りのないネタ、それもほんの少しだけしか許可されなかったのでは?
・・・なんて、わかったようなことを書いてますが、もちろん、テキトーです(笑)。
投稿: albrecht | 2007.05.19 12:33
albrecht様
citeです。
>デュプリーを犬に置き換えちゃったらまったく映画として成り立たない
てのはよー考えてみたら、言いすぎ、っつか間違いでした。
置き換えちったら、製作者の意図(と私が勝手に思ってるもの、ですけど)がなくなってしまうよなぁ&ったら映画として、見どころないやん!ていう、半分は自分の意見でした。すみません。。。
オーウェンと同じっくらい愛くるしくて(やや)おバカなわんこ選べば、大差ない(低)レベルの作品できそーな気がしてきましたw
投稿: cite | 2007.05.22 02:51
cite様
>オーウェンと同じっくらい愛くるしくて(やや)おバカなわんこ選べば、
逆に、愛くるしい犬が出てくる映画なら、オーウェンでリメイクしちゃえばそれなりのものができるってことですね!!!
もう帰らぬご主人さまを渋谷駅で待ち続けるオーウェンの映画とか、ルーベン村の外れに住む少年ネロといっしょに牛乳の荷車を運ぶオーウェンの映画とか、白地に黒のブチのついたオーウェンが101匹も出てくる映画とか、オーウェンと弟ルークふたりが極寒の地南極でペンギンを喰いながら命を長らえる映画とか・・・いや、これはワイルドなアンドリュー兄ちゃんのほうがお似合いかな?(笑)
投稿: albrecht | 2007.05.23 23:23
ぶはっははははwww(←バカウケ)
てこた『アンカーマン』のバクスター役をオーウェンに置き換える、ってのもアリですよね~♪ ウィルとお揃いのパジャマ着て添い寝してほしー!!!
JBにバイクではねられるシーンは当然、顔面(つか鼻)から激突してもらってえ~w
でもってオーラスは熊を説得し一躍ヒーロー☆(←って、しまい美味しいトコもってくの『ナイト・ミュージアム』と一緒やんw)
そぃや『アンカーマン』ってウィル、ベン、ヴィンス、ルーク、JB、カレル、と揃い踏みやのに、なんでオーウェンだけおらんのかと思てたら、そーゆーことすか!!!!!(←違w)
あ、オーウェン、忠犬はナイでしょ忠犬はぁwww たぶんソッコーで渋谷の街歩いてるおなごについて行きそぅw(それも尻尾ふりながらw)
投稿: cite | 2007.05.24 19:35
たびたび失礼。m(_ _)m
バクスターはJBにバイクではねられたんぢゃなくて、思いっきり蹴飛ばされたんでした・・・ね(汗)。
てことでこのシーンは、JBがオーウェンの顔面を(もちろん鼻めがけて)回し蹴り、ってコトにw
投稿: cite | 2007.05.25 18:48
cite様
わざわざ訂正ありがとうございます>>バクスター。
てゆうか、僕は気づいてませんでした(笑)。
>おなごについて行きそぅ
でもって、チーマー(←まだいるのか?)にからまれ、いつの間にか仲良くなって、いっしょに遊んで、気がついたらきぐるみん(←まだいるのか?)の着ぐるみを着てプリクラに写ってる・・・というパターンですね?
そういえば、JBとオーウェンの共演作って少ないですね~。というか、『ケーブルガイ』しか見当たらない? けっこう、オーウェンってJBのアノ「ハイパーテンション」が苦手だったりして(笑)。
投稿: albrecht | 2007.05.26 11:48